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中途研修 in リモート

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中途研修 in リモート

ごきげんよう。2020年の春に中途入社した、エンジニアのミヤケです。

初投稿なので簡単に自己紹介をしておきますと、カラコンやコスメ等を取り扱う企業の通販系エンジニアに従事しておりましたが、iYell コンシェル の初期開発なども請け負っていた関係から、ご縁があり改めてジョインしたという経歴のエンジニアです。

さて。今回の記事は、入社後に行われるロジカル研修と、コロナ禍においてその研修がどのような動きをしたのかをお話したいと思います。

iYell の中途研修について

iYell の中途研修(ロジカル研修)については、こちらの過去記事にありますとおり、入社時期のほぼ同じメンバーが同期として扱われ、入社人数にもよりますが数チームに分かれて研修を行います。

私の入社した 17期は、自身を含め 6人のチームでした。
過去の先輩社員よろしく、あるお題に沿って考えた企画を、「超ロジカル」に他者に伝わるようプレゼンテーションすることを目指します。

3人程度の場合、リーダータイプのパワープレイでゴールに導くことも可能かもしれません。ですが、6人ともなると経験や考え方も違えば表現の仕方も違うので、パワープレイでは恐らく破綻します。

遠回りになるかもしれませんが、まずは各メンバーの言葉の尺度や粒度を揃え、チーム全員が合意できるゴールを設定し、そこに向かって論理を積み上げていくことになります。

ロジカル研修を行う中でいくつかのハマりどころがあるのですが、例に違わずハマりどころであたふたし、研修の監督者にニヤニヤされつつ、試行錯誤しながら進めていました。
そのうちにコロナによる緊急事態宣言が発令され、このロジカル研修もリモート環境へと突入しました。

結論、17期のロジカル研修は初のリモート環境下での実施において、そこそこ好評をいただけました。せっかくなのでその要因をエンジニア目線で分析してみようと思います。

まず危惧したポイントは、コミュニケーションの距離感のはかり方でした。

個人的に、エンジニア出身の人はリモートでのコミュニケーションの経験値があると思っていますが、他のメンバーは営業や銀行業務など、リモートと程遠い業界出身者がほとんどでした。
同期の性格などがお互いに掴みきれていない状態で、やり取りに注意が必要だと思い、距離感を意識してみていました。

幸い、iYell は「バリュー」という価値観を重視した採用を行っているため、共通した価値観を持つものは互いを尊重しあえます。コミュニケーションの行き過ぎも不足もなく、ちょうどいいコミュニケーションの距離感が保てたのではないかと分析しています。

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次に、コミュニケーションは問題ない前提で、各々の考えをロジカルに説明しきれない状態で、いかにアウトプットできるか、でした。

「その発言はこういうことだよね?」とまとめたは良いけど、発言者の意図とずれることは往々にしてあり、そこをうまく拾えないとロジカル研修は成立しません。

そのときに採択した手段が、属性の似たもの同士でペアを組み、ペアのディスカッション結果を持ち寄ってアウトプットを微調整する、という手段でした。

具体的には、
・割とロジカルタイプ(論理的否定から入るタイプ)
・割とフィジカルタイプ(感情的肯定から入るタイプ)
・そのどちらでもない(気分屋タイプ)

にチームを分けて、似たもの同士で議論&アウトプットを整理し、
それぞれの結果を持ち寄り、チームとして集約するというものです。

このやり方が功を奏したかは断定できませんが、アドバイスをしたつもりが受け手には批判に感じた、という事象は回避できたと思っています。

最後のポイントとしては、研修のアウトプットが本当にロジカルかどうか

これについては、アウトプットしたものを何度も振り返り肯定的・否定的などさまざまな目線で角度を変えて眺め、メンバーが本当に納得できるかを何回も振り返ることになりました。

これは予想にはなりますが、人間関係ができていない状態で自分たちのアウトプットを何度も眺め振り返ることは結構しんどい作業で、もうそれでいいや、と投げやりになりがちです。

ただ、チーム全体でかなりの時間を使ってここまでやってきたので、良いものに仕上げたいという思いを共通して持てていたと思います。投げやりになることなくやり遂げることができました。

個々人の時間というよりは、チームの時間。それを無駄にはしたくないという想いと、人間関係が構築できていたことが成果につながっているんだと思います。

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冒頭の過去記事にもありますが、ロジカル研修の目的は「同期と仲良くなること」です。

同期と仲良くなったから研修の成果がまとまったのか、
研修の成果がまとまったから同期と仲良くなれたのか。

自分のなかで答えは出ていませんが、結果として同期仲を得られたことと、それがリモートであっても成果は出せるんだという証明をできたので、非常に面白い実証実験が達成されたと思っています。

リモート環境下でも同期仲の構築で成果が出ている iYell に興味を持たれた方がおりましたら、ぜひとも採用サイトもご覧になってみてください。

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