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会社の未来は新卒が描く!「⽩紙のキャンバス」に 込めた想いと研修の全貌

はじめに

こんにちは。桜が散り、夏の訪れを感じる今⽇この頃。
どうも、新卒5期⽣の津村です。

今回は、社内プロジェクト活動の中でも、唯⼀新卒⼊社メンバーのみで形成された「新卒⽂化形成プロジェクト」の紹介と、プロジェクト活動の⼀貫で実施した新卒研修について執筆したいと思います。

※ iYellでは新卒社員と新卒⼊社メンバーの定義を下記のようにしております。
新卒社員:学校を卒業後に⼊社し、⼊社2年⽬までの社員を指します。
新卒⼊社メンバー:学校を卒業後、新卒として⼊社した全社員を指します(⼊社後の経過年数は問いません)。

そもそも新卒⽂化形成プロジェクトとは?

新卒⽂化形成プロジェクトを⼀⾔でまとめると、「新卒の⽂化を次世代に継承していくプロジェクト」です。

「今後⼊ってくる後輩のために何かしよう」をこれから先もループしていけるような仕組みを確⽴させるため活動を続けています。

このプロジェクトは、「新卒の先輩が新卒の後輩のために何かし続けることが素敵な⽂化を創出するだろう」という考えから、新卒2期⽣の⽅の発案で発⾜されました。

通常の社内プロジェクトは部署・年齢関係なく所属できるところも醍醐味ですが、新卒同⼠で意⾒が⾔える場を設けて新卒⾃⾝で⽂化を作り継承していけたら素敵だなという思いから、このプロジェクトだけは社内で唯⼀、プロジェクトメンバーが新卒⼊社メンバーのみで構成されています。

新卒⽂化とは何か

iYellでは⽂化を「集団で共有されている考え⽅や価値基準の体系のこと」と定義しています。

その定義を踏まえた上で「新卒⽂化」とは、「『会社が新卒に求めている考えや価値基準』を叶えるために必要な理想状態」であると考えています。

この「新卒に求めている理想像」については、プロジェクト開始時に社⻑の窪⽥さんが語った印象的な⾔葉があります。
それは、「新卒がどんどん会社を作っていってほしい」というものです。

この⾔葉の背景にある理想状態とは具体的にどういう状態でしょうか。

新卒が会社の中⼼にいる状態とは?

私たちが⽬指す新卒の理想状態とは、会社をただ⽀えるだけでなく、会社の中⼼で積極的に会社を動かし、組織や事業を引っ張っている状態です。

具体的には、次のような状態を理想としています。

  • 新卒が役職についている状態
  • 事業⾯でも活躍し、新卒同⼠が切磋琢磨している状態
  • ⽂化⾯だけでなく、事業⾯においても新卒社員同⼠が積極的に競い合い、会社に⼤きく貢献している状態

こうした状態を現実にするためには、新卒社員が⼊社初期から、⾃ら主体的に動き出す環境づくりが不可⽋です。

プロジェクトの実施内容とスローガン

そこで今回のプロジェクトでは、当⽇のスローガンを明確に打ち出しました。

それは・・・「未来という⽩紙のキャンバスに、⾃分が主⼈公の物語を描け。環境はその道具だ!!」

このスローガンには、「会社という環境を道具として、新卒社員が⾃分⾃⾝の未来を主体的に描いてほしい」という強い想いを込めました。
また、中⻑期的に「1⼈でも多くの新卒が、現在のレイヤーより⾼みを⽬指して⾏動に移す」というゴールを設定しました。

当⽇は、このスローガンのもと、1⽇を通して新卒社員全員を対象とした研修を実施しました。

研修では会社理解を深める内容だけでなく、「⾃分たちがどんな会社にしたいのか」 「会社を動かすために⾃分たちは何をすべきか」というテーマでディスカッションを⾏いました。

新卒社員が、会社の中⼼で主体的に考え、⾏動できるよう意識づけを⾏ったのです。

また研修後には、社⻑や幹部クラスを交えた懇親会を開催しました。
普段あまり直接交流 できない経営陣と新卒社員が意⾒交換を⾏い、新卒社員が会社の経営層に⾃分の想いや意⾒を直接伝えられる貴重な場を設けました。

新卒の未来2_当日の様子 (1).JPG
当⽇の研修の様⼦

実施した施策の成果

この取り組みは、新卒社員の意識に⼤きな影響を与えました。

特に懇親会終了後、新卒社員からは、

  •   「会社を本気で動かせる⼈材になりたい」
  •  「事業を⽴ち上げて、会社に貢献したい」
  •  「将来は⼦会社を任せられる存在になりたい」

といった声が多く聞かれました。

この声こそが、中⻑期的に掲げたゴールである「1⼈でも 多くの新卒が、現在のレイヤーより⾼みを⽬指して⾏動に移す」ことへの第⼀歩となる重要な成果です。

また、研修で芽⽣えた新卒同⼠の交流はその後も継続し、⾃主的な勉強会や事業提案が⽣まれるなど、⾃発的な活動が増加しています。
これこそ私たちが望んでいた新卒⽂化形成の兆しだと感じています。

新卒の未来2_懇親会 (1).JPG
研修後の懇親会の様⼦

⾃分⾃⾝の成⻑

このプロジェクトを通して、私⾃⾝も⼤きな成⻑を感じました。

新卒社員の主体性を引き出すためには、単なる研修を⾏うだけでなく、「彼ら⾃⾝が会社の未来を動かす主⼈公だ」 と⾃覚できるような仕掛けが必要だと学びました。

主体性を引き出すことの難しさ、それを乗り越えた時の達成感、そして⾃分⾃⾝が社員の成⻑や会社の未来に直接貢献できているという実感は、これまでの業務の中で価値のある経験の⼀つになりました。

終わりに――新卒が描く未来へ

私は、「新卒が会社の中⼼に近づく1⽇」というテーマのもとで実施した今回のプロジェクトは、新卒社員が会社を引っ張っていく可能性を改めて⽰してくれたと考えています。

私たちが描く未来のキャンバスはまだ⽩紙ですが、会社は私たちが思う存分そのキャンバスに夢や希望を描けるような環境を提供してくださっています。

これからも、新卒⼊社メンバーとともに私⾃⾝も成⻑を続け、会社全体の⽂化をより良いものへと進化させていきたいと考えています。