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iYellの人事ポリシー「応援し、応援される人」の考え方

iYellの人事ポリシー「応援し、応援される人」の考え方

こんにちは!住宅ローンテックスタートアップiYellの伊東です。
iYellは2016年に創業した会社で、2023年1月現在、350人ほどのメンバーが働いています。

スタートアップといえば朝から晩まで激しく働き、人の入れ替わりが速いというイメージも強いかと思いますが、 iYellはどんな人でもやりがいと楽しさを感じられる職場づくりをしています。

そんな会社の雰囲気をお伝えするために、前回はiYellの採用についてざっくりとお伝えしました。

今回は「人事ポリシー」に焦点をあててお話しようと思います。

iYellに転職してオフィスの空気に驚いた

iYellのオフィスではいつも笑顔が見られます。もちろん仕事はマジメにしていますが、楽しげな空気が漂っているんですね。普通、忙しい時期に個人的な都合で定時に帰る人がいるとピリピリした雰囲気になると思うのですが、iYellは違います。

その人が早く帰れるように、みんなで自然と協力し合うことができるんです。他の人のために、自分の時間や労力を使うことをいとわない人が多いと言えばよいでしょうか。

これは入社してから、僕自身が驚いたことでもあります。

何が違うのかな?と思って考えてみたのですが、「仲間のために泣ける人」にこだわって採用しているからなんだ、という答えに行き着きました。

なぜiYellはカルチャーマッチを重視しているのか

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iYellは会社の理念や考え方に共感してくれる人だけを採用するカルチャーマッチをとっています。その根幹となるのは「何をするかではなく誰とやるか」という経営理念であり、「応援し、応援される人」という人事ポリシーです。

人の考え方は簡単には変わらない

誰を船に乗せるかというのはスタートアップでよく聞く話ですが、そこには組織を作るのは人だという考え方があります。どんなに素晴らしい制度を作っても、運用する人がその理念や目的に共感していなければ、使われない制度ができてしまうだけではないでしょうか。

ビジネスに必要なスキルは、トレーニング次第で身につけることが可能です。しかし、20年、30年という長い時間をかけてつくられた人の感じ方や考え方が短期間の研修で大きく変わることはないでしょう。

他人のために時間や労力を惜しまない人とそうでない人を分けるのは、他人への興味だと僕は思います。もしかすると、それは学生時代や社会人になって間もない頃に周りの人と一緒に何かをして楽しかった経験の有無かもしれません。

だからこそ、iYellはその入り口である採用にこだわっています。

応援し、応援される人になるために

ただし、せっかくマッチする人を仲間にしても、勝手に働きやすい職場になることはありません。
組織のパフォーマンスと、社員のコミュニケーションは切っても切れない関係にあります。
他の人をよく知らない→評価が低い→パフォーマンスが下がるという構図があるからです。そこで生きてくるのは「応援し、応援される人」になるという考え方。そのためには、周囲の人に自分を知ってもらい、周囲の人を知る必要があると考えています。

中途採用にも同期。心理的安全性をつくる

この人事ポリシーを実行するために取り組んでいることのひとつが、同期を作ることです。新卒採用に同期はめずらしくありませんが、中途採用で同期がいるのは少数派ではないでしょうか。

iYellでは可能な限り毎月1日を入社日に設定しています。すると、20代と40代のメンバーが同期になるということが起こります。同期なので年齢が離れていても、お互い敬語を使わず友達のように話ができる小さなチームがひとつできるわけですね。

全社員で評価し合う360度評価

iYellは評価制度も少しユニークかもしれません。
iYellでは360度評価を採用しています。360度評価という言葉は耳にしたことがある人もいると思いますが、言葉のとおり全社員を評価、評価されるようになっているのが特徴です。人事トップの僕も入社一年目の社員を評価するし、評価される仕組みになっています。

ここで僕らが注目するのは評価の高低ではありません。「わからない」という項目にどれくらいチェックが入っているか。なぜなら、評価は相手を知らなければできないことだからです。反対に「わからない」が多い人は、周囲のメンバーとあまり積極的に関わっていないことがわかります。

プロセスと再現性の高さを評価

もうひとつ人事評価で大切にしているのは、属人的な評価をしないことです。たとえば、その月の目標を残業200時間で達成したメンバーがいるとしましょう。頑張ったとは思いますが、評価は決して高くありません。200時間の残業は誰でもできることではないし、仮にできたとしても続けられる方法ではないと考えるからです。誰もができる再現性の高い仕組みを作った人を評価するようにしているんですね。

「働きがい」と「働きやすさ」が両立する働きやすい会社へ

iYellは「何をするかでなく誰とするか」の想いに共感してくれたメンバーみんなが楽しく働ける環境づくりに力を入れています。ゴリゴリ仕事して昇進したい人も、そうでない人も、みんな仲間です。
そこで、iYellはスキルのある人ではなく会社の文化を広められる人をマネージャーに登用する仕組みを作っています。

また、この会社ではメンバーのキャリアを人事が主導することはありません。一定の期間、根を詰めて働きたい人は新規事業の部署で働いてもらいます。反対に定時に帰りたい人は、そのためにどの部署で働けばよいかを一緒に考えます。

一人ひとりが自分に合った環境を選べるように。

iYellは創業以来、ずっとこれをやり続けて来ました。そうしてくれる会社だとみんなが思っていることも離職率の低さにつながっているかもしれませんね!


 

iYell採用サイト
https://recruit.iyell.co.jp/

伊東・Twitterアカウント
https://twitter.com/takumaiYell

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