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社長自らが取得!「パパ産休」どうだったか聞いてみた!

パパ産休
社長自らが取得!「パパ産休」どうだったか聞いてみた!

社長自らが取得!「パパ産休」どうだったか聞いてみた!

こんにちは!住宅ローンテックスタートアップiYellの広報・伊藤です。

最近おめでたいことに弊社社長である窪田さんの元に第3子が産まれました!おめでとうございます!

実は、2017年の1年目の創業日に第1子が生まれ、当時すでに「パパ産休」を取得していた窪田さん。
その後、第2子・第3子の出産時にもパパ産休を取得しておりましたが、先日復帰を果たしました。しかも全員男の子!壮絶なパパ産休だったんじゃないでしょうか!?

そこで、改正育児・介護休業法により今年10月1日から「産後パパ育休」(出生時育児休業)が施行され、パパ産休についての注目も集まっているであろうこのタイミングで、窪田さんもパパ産休から復帰されましたのでインタビューをさせていただきました!

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子どもは制御不能!だから楽しい・・・けど大変!

ーおかえりなさい!早速ですが、パパ産休を取得していかがでしたか?
やはり妻は感謝してくれましたね。産休を取ったのは妻が出産で入院している1週間でしたが、僕にとっては子どもと過ごす時間が取れて、より愛おしさを感じることのできる期間でした。


実は普段は経営者という立場もあり、平日は会社のことを専念して考えるためにも会社近くに借りている部屋に帰り、週末だけ家族と過ごす生活をしています。今回の産休は、妻不在の中、2人の子どもの世話を1人でした初めての体験でした。

ー私には想像がつかないのですが、1日の流れはどんなスケジュールでしたか?
朝6時に子どもを起こし朝ごはんを食べさせることから始まり、保育園に送り、掃除や洗濯をし、迎えに行って夕食を食べさせて、お風呂に入れて寝かしつけるという毎日を繰り返していました。

ー大変そうですね。奥さまが不在中だからこそ困ったことはありませんでしたか?
普段は妻が子どもたちの寝かせ付けをしてくれているので、夜はお母さんがいないと寝られなくて・・・でも妻を呼び出すこともできない(笑)どうしようもないので、だっこしたり、気分転換に外に連れ出したりして、なんとか寝かせました。

ーそれは大変そうですね!
そうそう。そして何より衝撃だったのは着替えですね(笑)
ご飯を食べると服が汚れるので、出かける前に着替えさせてるんですけど、男の子は服を脱がせると喜ぶんですよ。逃げ回るのを追いかけて、ようやく2人に服を着せて「よし!予定どおり!」と思って振り返ったら、最初に着せた子の方が裸になっていました(笑)

一瞬、目を疑いましたね。
自分の目がおかしくなったのかと思いましたが・・・最初からやり直し。笑える話ではあるんですが、本当に大変でした・・・。

たった1週間だけですが、普段ワンオペしている妻の気持ちが少しわかったので、感謝の気持ちを改めて感じましたね。

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経営者だからこそ思う産休・育休とは?

ーせっかくなので経営者である窪田さんの立場だからこそ思う「産休」や「育休」について教えてください。
そうですね。良い悪いではなく、子どもがいる経営者とそうでない経営者とではマネジメントスタイルは変わるかもしれません。子どもは大人と違って理屈で動きませんよね?コントロールできないものと接することで、許容できるものや諦めるものが増える感じはあるかもしれません。

社員に対しても同じで、「なんでできないんだ」から「次回から気をつけようね」「どうしたら同じことが起きないか考えよう」というコミュニケーションに繋がっています。

そしてたったの1週間なので、あまり偉そうなことは言えませんが、働くママ社員の気持ちや悩みがよりリアルに感じられるようになりました。iYellは働きやすい会社でありたいと思っていて、ママ社員の声もきちんと聞きたいと思っていますが、こういった体験があるのとないのとでは当事者意識が変わってくると思います。

ーなるほど。iYellをより働きやすい会社にするためにも窪田さん自身パパ産休を取得して良かった、と。
そうですね。だから積極的に社員にとって欲しいと思っています!
iYellでは過去入社して1ヶ月以内でパパ産休をとった社員がいて、そのときに「転職したてでとっていいんですか?」と言われたこともあったのですが、やっぱり子どもが生まれるってすごい貴重なタイミングなので、とって欲しいなぁ、と。

ーそうすると、もっと社内に窪田さんのパパ産休の件、知ってもらった方が良いのでは?
いや、みんな知ってるでしょ(笑)
でも、取得率を上げるために知って欲しいって意味なら、社長が休みを取ったら社員も休みやすくなる、という会社ではないかなと思います。

ーそうですね、iYellは休みがとりやすい雰囲気が既にできていますね。
そうそう。経営者に求められるのは社員が休みを取りたいと思ったときに、取らせてあげられる環境を整えることだと思っています。つまり、反対に本人が望まないなら、無理に休みを取らせることは会社の仕事ではないと思います。

ー働きやすい環境を整えてくれて、いつもありがとうございます!
実は私も有給が結構あって、休みはとりやすい環境ではあるんですけど、仕事も楽しいのであんまりとってないです(笑)

産休・育休に限らず、有給休暇も同じ。

有給休暇の取得率は全国平均が約56%といわれていますが、iYellは80%を超えている状況を作っています。引き続き休みをとりやすい雰囲気を守りながらも休みをとる自由・とらない自由も守らないといけないと思っています。

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経営者がウォッチしている働きがいの指標とは?

ー休みをとる自由ととらない自由、これらが守られているかって可視化が難しそうですね。
それらを可視化することよりも、本質的に何をもって「働きやすさ」や「やりがい」を評価するのか?iYellは働きやすく、やりがいがある環境なのか?というのを見ています。

具体的にはiYellでは2つの指標を見ていて、1つ目はGreat Place to Work®(以下「GPTW」)のランキングに入ることを重視しています。GPTWでは先ほどの「働きやすさ」と「やりがい」を2つ合わせて「働きがい」と定義しています。2022年度の「働きがいのある会社」ランキングで、iYellは中規模部門で6位になりましたが、これは年に1回でしか測れない指標です。

もう1つの指標は、wevoxというサービスを使って社員の働きがいや組織の状態を観察しています。これは毎月定量的に見れるので、この数字を見ながら合わせてGPTWのランキングで1位を取ることを目指しています。

社員の幸せは僕自身の幸せに繋がるので、「働きがい」の指標は置いていますが、もちろん経営者として経営がうまくいっているのかも見ていますよ。僕は働きがいは最終的には売上につながると信じていますしね。

どんな商品もサービスも、なんらかの価値を提供することで、その対価をいただいているわけです。社会に必要とされる会社の売上が上がらないわけがありません。「働きがい」と業績は短期的には関連はありませんが、長期的には連動していくのではないでしょうか。

日本一働きがいのある企業を目指す一歩

ー今日は色々な話をありがとうございました!最後に、メッセージがあれば教えてください。
繰り返しになりますが、産休・育休を取りたい人は是非取ってほしい。これが僕の考えです。会社としては、取りたい人が取れる環境を整えることが大事。取得すれば家族の絆は深まり、よりよい家族に近づくことができるでしょう。僕自身、産休は妻への感謝と、子どもたちと愛情を深める時間になりました。

それと、産休・育休には「休」の字がありますが、実際は休めません。子どもを産んで育てることって本当にパワーがいて、特にママにしかできない産むという行為には大きなパワーが必要だと思います。「休」という文字があるからと言って、他の休みとは全く異なっているので、これほど実態と乖離している言葉もないと僕は思っています。誰か産休・育休という名前を変えて欲しいくらいです(笑)

仕事と育児の両方を完璧にするとか、なんでも予定通りに進めようとすることには無理があります。それは子どものいる人に限った話ではないですよね。
そういう認識をみんなで共有すること。これが「働きがい」にも繋がることだと思います。
みんなで最高の会社をつくっていきましょう!