イベント

女性活躍委員会:全社員対象の妊娠出産時マニュアルを作成しました

女性活躍委員会:全社員対象の妊娠出産時マニュアルを作成しました

ほんまおおきに。大阪府出身、新規事業立上げを担当しております、田中隆太(たなかりゅうた)と申します。
社内では“りゅうちゃん”という愛称で親しまれています。(あまり自分で親しまれているとか言わへんなぁ笑)また“オシャレ番長”という称号を頂いております。高校生で服の面白さに気づき、高校から今まで1,000万円以上服に使ったのではないでしょうか?(盛ってなんぼです。)ファッションって"沼”のようですねっ!
さて、今回6期目となった女性活躍委員会のリーダーを務めさせていただきました。
入社(中途入社)して1年も経っておりませんでしたが、「将来マネジメントできるレイヤーで働きたい。」、「女性の気持ちを理解したい。」という想いを持ってリーダーに立候補しました。是非この半年間に及ぶプロジェクトの軌跡をご覧いただきたいと思います。


どんな施策を実施したか
女性活躍委員会とは、“女性活躍”を推進すべく、女性ならではの課題を顕在化し働きがいや働きやすさを向上させるためのプロジェクトです。会社としてできることをメンバーと半年間考え、施策に落とし込みました。
実際に行った施策は、“妊娠・出産時のマニュアル”の作成です。
具体的には妊娠・出産時にかかるリアルな費用や市区町村別の補助金・助成金をまとめたマニュアルとなります。その他にも妊娠期の女性の体調の変化・職場の仲間に理解して欲しいポイントを盛り込んでいます。


施策の経緯
そもそも、プロジェクトは性別や年齢関係なく参加したい人が手を挙げて参加します。
そのため参加動機は様々です。"女性活躍”に対する課題を具体的に持って参加している方もいます。例えば、「妊娠・出産・子育てについてもっと理解してほしい」「女性のことを理解したい」等です。
そんな中、まずは“活躍って何だ?”という議論からスタートしました。
そして活躍とは“自分も生き生き、相手からも生き生きしていると思われている状態”だと定義づけました。
また生き生きという言葉も人によって解釈が異なるため、生き生きを“目標に向かってポジティブに動いている人”としました。


​​​​​​​次に議論したのは“女性って誰を指しているのか?”という議論です。
そもそも女性ならではの課題って何だ?男性と女性の違いは?女性にしかないライフイベントって何だ?という話し合いが始まりました。
そして、結果としては女性が働く上で仕事に影響を与えるライフイベントは“出産”であると結論付け、産前と産後だと、産後にも影響するのは産前の取り組みだと考えたため、産前の女性にターゲットを絞りました。(産前=妊娠と出産)

そして、第6期女性活躍委員会のゴールは、
“結婚をしている、していないに関係なく、将来子供を望む iYellで働く社員が生き生きと働いている状態”としました。

女性活躍委員会.jpg
女性活躍委員会のメンバー

ゴールが決まり、課題を明確にするため現状とゴールの差(乖離)を調査しました。
出産を経験した女性社員、またはパートナーが出産を経験している方にインタビューを実施し、結果的に“妊娠・出産に際してどれほどのお金がかかるのかが不明瞭”という課題を解決すれば今回のゴールに近づけるまたは達成できると考えました。
その他にも、“出産までの女性の精神的な負担、職場の理解”等と課題が複数あったため、将来子供を望んでいる社員がいざ妊娠・出産する状況になった時に働く上での不安や疑問を軽減できるようにマニュアルを作成することにしました。


施策への想い
作成したマニュアルは、iYell社員全員に読んで欲しい内容に仕上がっています。
何故ならば、妊娠・出産をする社員は自分だけではなく周りにいる可能性があるからです。
全員が産前の女性の状態を様々な角度から理解しておくことで、より働きやすい職場が生まれ、生き生きと働ける状態に近づきます。
他人事ではなく自分事として読んでもらえたら、と心から願っています。余談ですが、施策への想いが強く感じられる出来事がありました。
​​​​​​​それは、プロジェクトに参加したメンバーが自主的に自部署で「こんなマニュアルを作りました!内容はーー。」と朝礼で共有していたことです。この行動がマニュアルの大切さを伝えたいという想いを象徴しているように感じています。

産前の気持ち途中ページ.png
マニュアル内のインタビューページ

施策の成果
大きく2つあります。
1つ目は、プロジェクトに参加していないiYell社員から喜びの声があったことです。
「こういう内容を読みたかった。知りたかった。」など、直接そのリアクションをいただきました。すでにやってよかったと感じています。とはいえ浸透までには至っていないため、継続して読むキッカケを作っていきます。
2つ目は、プロジェクトに参加したメンバーからの声です。
メンバーから「妊娠出産における女性の状態を知るキッカケになった。」「そんなにお金がかかるなんて知らなかった。」など一緒に作った本人がこのマニュアルの重要性を改めて感じています。


PJを通しての自分の成長
“沼にハマる”という言葉があります。今回のPJでも何度も「沼った…。」と皆が口にしていました。そのたび、何も進まない。という状況に陥りました。
アイドル沼。ゲームに沼る。など、個人的な趣味趣向に対して使われる事が多い様に感じます。夢中になるとか、何かから抜け出せないとか。ネットではそのように説明されています。
本来、沼にハマるとは死に直面するぐらい危機的な状況ですが、逆説的にポジティブな使い方をしています。
ただ、仕事で「沼った…。」と使うとネガティブな言葉に変わります。何故なら抜け出さないと仕事が進まないからです。
リーダーは「その沼、底浅いから大丈夫。」「ロープで引っ張るから、ジタバタしないで。より早く沈むよ。」など沼にハマった時の精神的安定と対処法を提示してあげないといけないんだなぁとこのプロジェクトで学びました。メンバーと一緒に「ヤバい。沼にハマった。助けて…。」なんて言ってられない。それこそ心中してしまいます。
そもそも沼の位置を把握していればハマることもなく、ハマっても抜け出し方を提示出来れば抜け出せる。リーダーは準備・知識・推進力が求められると感じました。
これからは、この教訓を元にいい意味で仕事の沼にハマりたいと思います!